【2023年】フリーランスの助産師によってより幸せなお産を実現する社会へ

1. 【解決したい課題】

妊娠・出産時の負担のない社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

自分や身内が出産をしたことで初めて知ることが多く、それまでの自分の認識や社会にギャップを感じた人は多いのではないだろうか。

私の場合、幸いなことにとてもいいお産を経験できた。

助産師主導型の産婦人科で温かく丁寧なケアを受け、予定外の分娩経過だったにも関わらず感動の出産となった。

 

ただ別の病院で出産した友人や知人の話を聞くと、冷たく扱われているように感じてモヤモヤしたという声もある。

家族が祝えばそれでいいという考えもあるだろうが、ようやく我が子と出会えるというときに事務的な環境だとやっぱり寂しい。

それが産後の孤独感に繋がるとしたら、些細なことだと見過ごしてはいけないだろう。

 

しかしこれには構造的な問題があるのだと思う。特に総合病院などで医師・看護師の医療が主の場合は、妊婦の心のケアまで手が回らず、病院側の都合に合わせる状況もあるようだ。

そこに勤務する助産師がいても、産科の現状を考えると全ての妊産婦の要望には応えられない場合も多いだろう。

そこで、これだけ医療やテクノロジーが発達しているのに妊娠・出産時の負担があり続ける現状と、解決の方法について考えたいと思った。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

現在、産科をやめて婦人科(不妊治療)専門になる病院が増え、妊婦は産科のある病院に集約されるようになった。

分娩件数が減り経営が難しいことを考えると、一見合理的なようにも思える。

 

ただ、遠くに住む妊婦は長距離移動が必要なうえ、妊婦健診が混んで病院によっては予約していても1~2時間待つことがザラだ。

さらに分娩も混み合い、人手が足りない時は分娩台が空くまで薬でコントロールして陣痛を止めることもある。

実際に知人はこのケースで、さらに緊急帝王切開となった。

 

この状況をみて、お産は昔の方が大変で、今は技術の進歩により楽になったと言えるだろうか。

周産期医療の発達で母子の死亡率が下がり多くの命が無事に生まれるようになった一方で、社会においては妊娠・出産の大変さを実感しづらくなっているのではないか。

女性の社会進出も、社会のそういった意識のもと進められている側面があるように感じる。

 

海外のように無痛分娩を一般化すべきという声もあるが、どんな出産方法でも当事者の意思を尊重し、現場に愛がなければ、身体的負担は軽減できたとしても心理的負担はなかなか解決できないだろう。

ここに妊娠・出産時の負担軽減の課題は2つある。ひとつは一部でお産の現場がひっ迫していること。

もうひとつは、せっかく安全で確実な出産の環境が整ったのに、かえってそれが社会の理解不足と女性のさらなる負担増につながっているのではないかということだ。

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

助産師は、周産期の女性をサポートする仕事だ。お産をはじめ、妊娠や子育ての指導も行う。

しかしあまり知られていないのが性教育の取り組みだ。

私も入院中に助産師のお話を聴いたが、その場にいたママはみな思わず泣いてしまった。

 

命をつくりだし繋いでいくことの責任、そして尊さを、長い義務教育を受けていながら充分に解っていなかったのかもしれない。

場合によっては医師よりも、妊産婦との関りが深い助産師。

性をどうとらえなくてはいけないのか、社会に妊娠・出産のリテラシーを広めてくれる存在だと感じている。

 

ただ、リモートを求められる今の時代、対面の講演会などよりはメディアでの発信が適しているだろう。

最近では、Youtubeチャンネルの「助産師HISAKOの子育て学校」が人気だ。

HISAKO氏は、離婚と再婚を経験しながら11人の実子を育て、現在12人目を出産予定とのこと。

 

彼女の大らかな子育て論、そして医学に基づく性の考え方は、多くの妊婦やママ、そして未来のママたち(学生など)を勇気づけているようだ。

また、同じくYoutubeチャンネルの「アミプラ!助産師YouTuber Midwife Amigo Planet」では、お産の現場の問題解決にむけた活動を発信している。

お産はもっと当事者の女性が主体的であるべきという2人の助産師の話に、考えを改める人は多いのではないだろうか。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

助産師が主となり、これまで以上にきめ細かな周産期のケアを行うとともに、性教育で社会の意識を変えていくことに期待している。

そのためには、今後はフリーランスの助産師に活躍してもらうのがいいのではないか。

リモート対応もしつつ、対面でのケアが必要な部分は妊婦の自宅へ出張するスタイルだ。

 

現在も行政で保健師や助産師による妊産婦への訪問は行われているが、保健師はいつ感染症対策に回されるか分からないので、状況に応じてフリーの助産師が補う。

さらに助産師は看護資格と助産師資格をともに有し、応急手当は医師の指示なく行えるので、産科の減少で救急搬送の遅れがあっても地域にかかりつけの助産師がいれば突然のトラブルにいち早く対応できるだろう。

 

また、フリーになることで行政・教育・エンタメなどの異業界にもより参入しやすくなる。

自分、あるいは自分たちのチームはどのようなお産を目指しているのかSNSや各メディアでPRする中で、どんどん若者やシニアの人の目にも触れるようになればいい。

 

あるいは女性参画がうまくいかない企業にむけてのコンサルティングもできる。

医学的かつロジカルな説明により、男性社員の理解や納得も得られやすそうだ。

このように、フリーの助産師には、機動力のある妊産婦ケアと、妊娠・出産に対するリテラシーを社会に広める役割が期待できる。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

産科が閉鎖され助産師の職場が減っていくなか、今後フリーランスで働く助産師は増えるのではないだろうか。

一方で、出産の選択肢が増えたことにより、より幸せなお産を求めて悩む女性は少なくないはずだ。

今はネットで気軽に情報収集できるが、それがかえって迷いや誤解に繋がることもある。

 

フリーの助産師は、そういった女性へむけてお産をプロデュースできる存在だ。

自分だけで悩むよりもプロの力を借りた方がいいということが分かれば、フリーの助産師の需要も高まるはずだ。

また、国も国家資格保有者の新たな活躍の場ができること、そしてそれが少子化や女性社会参画の問題解決にも繋がるとなれば、この流れを推奨するのではないかと思われる。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2023年、フリーランスの助産師によってより幸せなお産を実現する社会へ

 

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