【2040年】脳深部刺激療法(DBS)が依存症治療法に

1. 【解決したい課題】

依存症・中毒のない社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

前予想「【2050年 依存者向けのバーチャル社会ができる】」では、身体や精神のコントロール不能状態に陥った患者をバーチャル社会で活躍させるといった発想であったが、今回は脳に直接働きかける医療行為によって治療するという話だ。

脳深部刺激療法(DBS)は、近年注目されている脳刺激治療法である。

現在はパーキンソン病治療以外は倫理的に実現が難しいところだが、将来的には可能性がないわけではなさそうだ。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

患者の脳に装置を入れ、微弱電流を流す。

それによって問題行動を起こす脳の働きを抑制しようというのがDBSだ。

 

しかし、過去にはそれが精神病の治療として施され、手術が成功して人生が好転した患者もいれば、廃人になってしまった患者もいたらしい。

これは有名なロボトミー手術にもみられた問題だ。

 

脳に働きかける手術によって人格を変えてしまうのは正しい行いかという倫理の問題と、一定の効果があったとして治療が成功だったかどうかは患者によるという点が難しい。

過去にDBSやロボトミー手術が精神病治療から外れたのは、薬物治療が進歩しより安全な治療法としてとって代わったからだという。

 

一方で、アルコール依存症患者の薬物治療も難しい。

現在は、アルコールを飲むと吐き気をもよおす薬が主流だが、薬を飲まなかったり吐くとしても飲む重症者もいて、万人が改善するものではない。

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

最近は、先述のようにDBSはパーキンソン病の治療法のひとつとして再注目を集めている。

主にパーキンソン病の不随意運動症、つまり意思と関係なく震えなどが起こる症状に対し、薬物治療を尽くしても効果のない場合に行われる。

 

これは脳神経の異常を抑制するもので、過去の精神病治療においては、患者の性格が穏やかになったり、強迫観念がなくなったりといった効果が確認された。

ただ、ロボトミー手術と違うのは、電流を流す装置が経年劣化などで働かなくなれば、とたんに元の状態に戻るケースもあることだ。

現在、いかに劣化部分をメンテナンスするかの研究が進められている。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

アルコール依存患者にも、DBSが適用される。

これは、薬物治療を施しても効果が限定的であること、そして治療無しでは患者や患者の周りに破滅が待っていることを考えると、妥当ではないだろうか。

 

もちろん、倫理的には難しいところだ。

「ただの大酒飲み」「酒癖は悪いけど人はいい」という認識が強いうちは無理だろう。

ただ前予想でも述べたように、異常酩酊による犯罪のリスクを考えると、社会問題としても非常に深刻だ。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

ひとつは医学の進歩により、より安全な手術ができるようになったこと。

そして、脳に埋め込む装置の性能と安全性も高まったことだ。

 

また、脳に埋め込むマイクロチップの話は、都市伝説界隈の話題であったが、近年はよりリアルなものとして語られる。

もしそれで現在の健康や社会生活が向上するならかわまわないと考える人も増えていくのではないだろうか。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2040年、脳深部刺激療法(DBS)が依存症治療法に

 

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