小説編 【stand.fm #1】初Live配信 2020-10-24 初めまして* 当プロジェクト団員のSeeです! 10月16日より音声配信アプリ「stand.fm(スタンドエフエム)」にて未来予想の解説を始めました! 当ブログの未来予想記事をピックアップして、ゆるっと話しています。 ▼こんな感じです。 https://stand.fm/channels/5f535e986a9e5b... foreverman11
小説編 勇気をくれた君に照れてる場合じゃないから 第一話 2020-08-01 お父さんお母さんが子どもの声をいつも100%傾聴するのは難しいこと。 せめてサッカーの時間だけは耳を傾けてあげたいと思っています。 Dは小さい頃から「見てろよ」が口癖だった。 リフティング練習でもキックの練習でも1対1でも決まって口にする。 そして時折まるで魔法のようなプレーを見せてくれる。 だからDが「見てろよ... foreverman11
小説編 勇気をくれた君に照れてる場合じゃないから 第二話 2020-08-01 「緊急搬送されました。左足大腿骨を骨折しています」 その第一報を聞いた時、僕は授業中だった。 授業に集中していたからか、聞いた瞬間は事の重大さに気づけなかった。 授業が終わり、改めて意識を戻した時、、、身体が震えた。 「大腿骨・・・?大腿骨ってどこだ?大腿骨はここだ、、、ここか!マジかよ!!」 もうその瞬間に身体中の... foreverman11
小説編 不良少年の決断 第二話 2020-08-01 最後の大会にもなると熱い試合が続き応援にも熱が入る。 けど、熱いプレーとケガはもはや表裏一体だと思う。 ・・・キープレイヤーの一人が負傷してしまった。 イエローカード提示のラフプレーだった。 前半早々に要を失ったことで試合前のプランは完全に狂った。 選手たちも不安そうな顔でこっちを見てくる。 「誰を入れて勝つため... foreverman11
小説編 今、ここ、次はない 第一話 2020-06-28 やるべきことを先送りにした時、それは後から災いになる。 まさに「恐怖は過去からやってくる」という現象が起きる。 どこかへらへらして落ち着きがなく、勝負事で負けた時は決まって 「おれ、本気出してないから」と言う選手がいた。 Bは小さい頃から穏やかな性格で、非情や徹底といった言葉からは縁遠い選手だ。 何かにつけて、ちょ... foreverman11
小説編 不良少年の決断 第一話 2020-06-28 子どもは自由に伸び伸びと育つことを推奨されている。 これは時間的な自由ではなく、思考的な自由なんだと最近感じた。 Cは、いわゆる昔ながらのガキ大将というイメージで、 身体が大きく運動神経に優れており、仲間内の先頭で腕組みしているようなタイプだ。 「うるさいから殴った、殴ったらおとなしくなった、おれがみんなをまとめた... foreverman11
小説編 今、ここ、次はない 第二話 2020-06-28 その日は物凄い雨が降っていてグラウンドコンディションが最悪だった。 首位攻防戦、負ければポイントで逆転を許す譲れない一戦だった。 泥にまみれることなんて誰も臆さない。 彼もFWとして先発、ドロドロの中で元気にチェイシングを仕掛けていた。 前線からジョッキーをしてくれるので、後ろの守備は大助かり。 開始数分、早い段階... foreverman11
小説編 最終兵器と呼ばれた男 第二話 2020-06-28 「お世話になりました。移籍します」 しばらくして、簡素な連絡がやってきた。 どうしてこうなった。どうしてこうなった。 「口ではああ言ってもプレー見たら考えを変えてそのうち出場させたくなるだろう…」 そんな思考が巡ったのではないかなと思う。 事実、30以上の幼稚園を持つ強豪クラブチームの中でもその才能は光り輝いたそ... foreverman11
小説編 最終兵器と呼ばれた男 第一話 2020-06-28 昔、最終兵器と呼ばれた逸材がいた。 Aは「生まれた時からサッカーが上手かった」と言われているが、 そんな彼が最終兵器と呼ばれるのには複雑な背景がある。 彼は三兄弟の末っ子で三兄弟全員サッカーをしている。 長男が初めてサッカーを始めた時、そのセンスの高さに度肝を抜かれた。 「これは間違いなく伸びるな……」一目でそう感じ... foreverman11