【2030年】議論のファクトチェックと話の構造を見える化する

1. 【解決したい課題】

個人の権利を尊重する社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

ロジカルに話をすることは難しく、特に日本人はディベートに慣れていない。

討論番組でも、いつのまにか水掛け論や感情論になったり、もしくは相手の話を聴かず一方的に論理を展開したりする例が多々見受けられる。

これは番組の時間枠が限られているからというのもあるが、とはいえ不毛な議論になれば元も子もないだろう。

 

このようなコミュニケーション不全は、当然私たちにも起こる。

それぞれの価値観が違うために話がかみ合わず、いつまで経っても分かり合えないことがある。

それによって正当な意見なのに認められない事態になれば、個人の権利が侵害されかねない。

 

例えば、Youtubeのコメント欄で投稿者を非難するデマが流れた場合、それを投稿者本人がいくらデマだと言っても騒ぎがおさまらなければ、配信を辞めざるをえなくなるかもしれない。

ネットでの発信は、今や遊びではなくビジネスにも関係するもので、人によっては大きな損害を被るだろう。

 

これらの問題を解決するために、ひとつには論争の流れを把握し事実関係をはっきりさせる必要がある。

もちろん、くまなく情報収集することで被害者の正当性を示すことはできるが、より分かりやすくリアルタイムでできれば余計な被害を生まなくてすむのではと考えた。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

ネットでの配信が当たり前となり、著名人の討論番組も無料動画で配信されることが増えた。

しかし、情報収集し事実確認する手段は昔よりはるかに増えたにもかかわらず、誤解による誹謗中傷や偏りのある意見はなくならない。

むしろ、その被害については深刻化しているとも言える。

 

これは、一部の偏向報道のほか、ネットでもリコメンド機能やアルゴリズムによって限定された情報しか目につかなくなっていることが原因だと思われる。

また、知らないことは検索しようがないので、情報が欠けたまま充分調べた結果の判断だと思い込んでしまうこともあるだろう。

 

逆に、事実に基づかない情報や、偏った意見をもとにした発信もみられる。

いわゆるデマだが、問題なのは主張する本人もデマと思わず発信してしまうことだ。

これは活動家や思想家の主張にもよく見られることで、フェイクニュースにも通じる問題だ。

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

記事では注釈を入れ、動画では事情説明を入れるなど、発信側での対策はされている。

また、情報の真偽を検証する取り組みとしては「ファクトチェック」があり、それによって後日、訂正記事や第三者のブログなどでの検証が発信されることもある。

 

しかし、全ての件を自発的に最後まで追う人はどれほどいるだろうか。

訂正が世に広まるまで、被害者は不利益を被りつづけるしかない。

 

もっとリアルタイムで、話の構造や論拠となる情報の確かさが見えればいいと思う。

それに近いシステムが、ニコニコ動画の流れるコメントや、チャット機能付きライブ配信動画だ。

ただ、これらは視聴者の意見なので、不確かな場合もある。

 

一方、話の構造の理解を助けるためには、情報提供以外にも図説などがあるといいだろう。

話の構造を整理し説明するにはまだAIより人間の方が優れているだろうが、すでに小説を書くAIはあるので論理性をディープランニングすればいずれ可能になるのではないだろうか。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

配信記事や動画に、注釈や話の流れの図説のレイヤーがかけられる機能をつける。

デザインとしては、画面がほの暗くなり、チョークのように白文字で注釈や図が流れるのがいいのではないだろうか。

副音声的なイメージだ。

 

討論番組などで専門家同士が話をしているとき、その発言は論拠としてどの論文に基づくかの引用が入ったり、本人の過去の発言に矛盾していないかの注釈が入る。

これは情報の検証だ。

そして、話の途中で誰かが「それは論点のすり替えだ!」と怒りはじめたら、本当に話が脱線しているのか流れている図説で確認する。

これが話の構造の見える化だ。

 

ただ、これを人間が行ってしまうと、やはり個人のフィルターがかかってしまう。そこでAIでできないだろうか。

おそらく初めはおかしな注釈や構造理解になるので人の修正が必要だと思う。

ただ、それも誰が修正したものか名前が出て、いくつもバージョンが作られれば、受け取り側が総合的に判断することもできると思う。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

いまや著名人から一般市民まで、その発言や行動履歴はネット上にどんどん上げられ蓄積されている。

音声メディアであっても、自動文字変換で発言を検索することもできるだろう。また、論文やデータなどもデジタル化しネット上にあるものが増えた。

この先、情報の検証や主張の正当性を確認するのに必要なデータが、ビッグデータとして充分に蓄積されるといえる。

 

これに漏れるデータは判断材料から外れるので、ある場合には優位にはたらき、ある場合には不利にはたらくだろう。

それではいけないということで、より正確な情報の発信と共有が進むかもしれない。

 

たとえば、これを国会中継に適用すれば、凄いことになりそうだ。

ある時は与党を守り、ある時は野党に勢いをつける。

 

その展開が見えると、国民の国会中継への関心も高まるのではないだろうか。

導入にはかなりの抵抗がありそうだが、この機能を通せないような議論に価値はないという認識が広まれば普及もあり得そうだ。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2030年、議論のファクトチェックと話の構造を見える化する

 

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