【2025年】音楽家の集落が過疎地を活性化させる

1. 【解決したい課題】

アーティスト・クリエイターが活躍する社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

熱海などのリゾートマンションや、かつてのベッドタウンの大型マンションを再活用するには、どうすればいいだろうか。

リモートでの生活が可能になったとはいえ、利便性を考えるとなかなか住んでくれる人はいないだろう。

高齢者が終の棲家にするケースも多いが、破格で購入できたとしても管理・修繕や生活にかかるランニングコストが大きければ、穏やかには暮らせない。

また、医療体制の問題もある。

 

そうなると、どんな人が住人に向いているのだろうか。あるテレビ番組で、過疎化の進む古い町に、若いアーティストの夫婦が移住したという特集を観た。こういったケースは昔からあるが、今の時代、リモートワークでも支障がない職業のひとつに、アーティストがあるのではないかと思った。

とりわけ、ミュージシャンである。

 

ミュージシャンは、練習のためスタジオを借りたり、資金のない場合はカラオケ店などを利用したりする。

これが自宅で練習できれば、もっとゆとりある生活ができるのではないだろうか。

 

しかし都市部で防音設備の整ったマンションに住むには、ある程度成功してお金がないと難しい。

あるいは、そもそもお金持ちの家に生まれないと厳しいのかもしれない。

過疎地の空きマンションへの移住によって、そのような格差を生む環境を変えられるのではないかと考えた。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

日本の住宅は、総じて防音対策が甘い。

これは防音性の低い木造だったり、安普請の住宅が多く建てられていることもあるが、集合住宅での防音を主に住人のモラルに頼っているからではないかと思う。

 

しかし、モラルで解決するものもあれば、殺人事件に発展するものまである。

過去には、ピアノの音によるトラブルで隣人親子3人を殺めた事件もあった。それ以降も同様の事件は絶えない。

騒音問題は、たとえ小さな音の漏れだったとしても、気にする人間が悪いと片づけてしまうと最悪の事態にまで発展するかもしれないのだ。

ミュージシャンにとっても、頭を悩ませるところだろう。

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

東京を中心に展開する「ミュージション」というマンションがある。

入居者は思い切り音楽を楽しむ環境を求めて集まった者同士なので、住民トラブルが少ないというわけだ。

 

もちろん、設備やサービスもミュージシャンに最適なものが用意されている。

部屋の防音・遮音はもちろんのこと、専門スタッフが管理をしたり、「ミュージションズクラブ」という住人のコミュニティーがあることも特徴的だ。

このマンションがあれば何も過疎地に移住しなくてよさそうなものだが、リモートワークも進む今、都心で10~15万円の賃料を払うのが苦しいと感じる人にとっては、悩むところだろう。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

過疎地の大型マンションは、郊外型のミュージシャン専用マンションとして改装する。

賃料は低くおさえつつ、部屋をぶち抜いてホールをつくったり、最上階を住人のコミュニティの場にするなど、ミュージシャンに最適な環境につくりかえる。

そのためには住人によるDIYも必要になってくるかもしれないが、どのような改造をすればよいかはミュージシャン自身が一番分かっていると思われるので、それもいいのではないか。

 

このようにコンセプトの決まったマンションは、同じ目的の住人だけで暮らすことで、最適な住環境が生まれる。

さらに住んでからも住人同士で交流することで、大きな近隣トラブルも防げるだろう。もちろん、仕事のきっかけを生む話など、ポジティブな情報交換もできそうだ。

前予想で、「SNSから始まる集落がトレンドになる」と書いたが、まさにこのシステムだ。

ミュージシャン専用のマンションは、いわば音楽家の集落であり、若い世代が移り住むことで地域活性化にもつながるのではないだろうか。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

このやり方の良さは、「クローズドSNSの方が治安がいい」という例が示している。

そしてこれからの時代、アーティストの活動の場はインターネットが主流となるだろう。

一時期、ネット配信よりもライブや演奏会など生の体験にこそ価値がでるという話も出たが、感染症対策やこれからの生活様式を考えると、イベント開催のハードルは上がった。

 

さらに、今は路上ライブよりもYoutubeなどの動画サイトから人気に火が付くことが多くなり、駆け出しのミュージシャンにとって活動の場は必ずしも都心でなくてよくなった。

そうなると、求める住居の条件は、安くて音楽が思い切り楽しめるということに特化されてくるのではないだろうか。

 

過疎地といっても、都心まで1時間程度で行ける距離ならばいいという人も多いだろう。

課題は生活費を稼ぐほどの仕事ができるかどうかだが、話題の「山奥ニート」のような地域と関わり合う働き方、あるいは自分たちで会社を運営してしまうのもありだろう。

これが実現すると面白いのは、これまでヒッピーのような思想を持ったアーティストの過疎地移住はあったと思うが、そうではなくミュージシャンにとっての「利便性」を求めて過疎地へ移住するという、新しい価値観が生まれるからだ。

そしていつの日か日本に音楽家の「町」が生まれたときには、ぜひ観光に訪れてみたいと思う。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2025年、音楽家の集落が過疎地を活性化させる

 

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