【2030年】菌類が自動壁補修し美しい街並みに

1. 【解決したい課題】

美しい景観の社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

コンクリート造りの建物は、新築のときはスタイリッシュで美しく見えるのだが、老朽化すると一気に見た目が悪くなる。

素敵な邸宅が並ぶ住宅街でも、ボロボロのコンクリートの建物がひとつあるだけで雰囲気が暗く感じてしまう。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

コンクリートはさまざまな要因からひび割れ(クラック)が起こりやすい。

クラックは見た目が悪くなるだけでなく、進行すると建物の性能も落ちて危険でもある。

 

しかし、定期体なメンテナンスは費用がかさむうえ、たびたび業者を呼ぶことになるのでおっくうに感じる人が多いのだろう。

さらに、現在は大災害の復旧やオリンピックの建造物のために建築業者が不足しており、より割高な料金が発生したりなかなか希望日に補修に来てもらえなかったりするかもしれない。(参考:https://www.nli-research.co.jp/files/topics/60473_ext_18_0.pdf?site=nli

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

軽微なクラックなら、ホームセンターで売っている補修材で応急処置はできる。

ただ、見た目を美しく仕上げるには手間が必要だ。

そしてクラックの箇所によっては危険な作業になることもある。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

菌類で壁補修する。自己補修力をもつコンクリートは、いくつか異なる技術で開発されているが、大まかに言えば菌類にクラックを埋めさせるという方法だ。

ニュージャージー州ラトガース大学の研究チームは、カビの一種である「トリコデルマ・リーゼイ」を発見し、コンクリートに練りこむための実験を行った。

 

この菌類は炭酸カルシウムを生成し、ひび割れを繊維状の組織で埋めていくことが期待されている。

この菌類の胞子は強アルカリのコンクリートの中でも発芽する。

コンクリートを造る際に胞子を練りこむと、クラックのない状態では休眠し、クラックが発生して水分が入ると胞子を破って菌類が活動するというシステムだ。

 

さらに、有害な副産物の心配も小さいことに加え、炭酸カルシウムを生成する過程で炭素を取り込むので、二酸化炭素の削減にもつながるといった環境にも優しい技術である。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

自動壁修復装置といったら、ロボットか特殊な化学塗料を思い浮かべるかもしれない。

しかし、自然界にはある環境下で非常に働き者になるものがいる。

 

彼らの働きをうまく人工物に取り入れたら、それは自己治癒能力をもつコンクリートにもなるのだ。

これまでは自然に逆らい人工物を大量生産することで豊かになってきたが、今後は持続可能な社会のために自然の循環のなかで賢く豊かさを生み出していくことが求められるのではないだろうか。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2030年 菌類が自動壁補修し美しい街並みに

 

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