
1. 【解決したい課題】
科学・研究技術が活かされる世界を実現する
2. 【そう思ったきっかけは?】
これまでさまざまな分野で膨大な研究が行われてきたが、なかには世に出しても支持されない研究もあった。
有名なのが二コラ・テスラによる研究だろう。
エジソンの戦略によって陰の存在になってしまったが、もしテスラのアイデアが支持され進化していたら、全く違う社会や生活になっていたかもしれない。
3. 【何がそうさせているのか?】
科学雑誌ネイチャーは大変権威のある雑誌ではあるが、どちらかというと世の中にウケるような研究が載りやすいように感じる。
玄人ウケする地味な研究はインパクトに欠けてしまうし、実用化がみえないと無駄な研究とみなされやすいのではないか。
また、研究が注目されるにはマスコミがとり上げやすい分かりやすさも必要で、あのSTAP細胞の研究も「オレンジジュースくらいの酸性溶液につけるだけで細胞が若返る」と一行で表現できたことで一気に世に広まったのではないだろうか。
もちろん、研究者のキャラクターもとり上げられる要因にはなるが、STAP細胞の件でもそうだったように、研究者の多くはそもそも私人であり、マスコミに飲み込まれず対応することのできる人はそんなに多くない。
結果的に、有益な研究をしている研究者が必ずしも世に出て研究をPRできるかといったら、そうではないのではないだろうか。
4.【既存サービス、取り組みについて】
多くの研究機関や大学では、科研費と呼ばれる国の予算で研究を行っている。
そのほか、企業からの研究費や寄付金などもあるが、簡単に得られるものではない。
学術系のクラウドファウンディング「アカデミスト」では、支持したい研究を金銭支援することができる。
(参考:https://academist-cf.com/)
基本的なクラウドファウンディングの仕組みと同じく、研究者は支援者へむけてPRしたり配信するなど、より積極的な支援への呼びかけができる。
逆に言えば、次世代の研究者は研究費を自ら取ってくるコミュニケーション能力や表現力が必要になってくるのではないだろうか。
5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】
これからの研究者は自己PR力で研究を世に出していく。
エジソンは研究を事業として成功させ世に広めることができたので、結果的に偉大な研究者として名を残すことができた。
これについては否定できない。
日本人は特にひたむきで控えめな研究者が好ましいと思うかもしれないが、その研究を発掘する動きはあまりない。
研究者自身が積極的に世にPRしないかぎり発見してもらえないまま終わってしまうかもしれないのだ。
6. 【なぜそう考えるのか?】
科研費は、政治によって予算配分や支給条件が変わる。
つまり研究者が価値ある研究をやめて、政治的あるいは商業的に都合のいい研究にシフトしてしまう可能性があるのだ。
これは軍事研究でみれば分かりやすいだろう。
研究者を個人で支援することが広まれば、よりバラエティに富んだ研究結果が世に出るだろう。
マッドサイエンティストを生むかもしれないが・・・
7. 【20XX年、未来はこうなる! 】
2025年 研究は個人で支援する時代に
気付き
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