【2060年】チャイルドシートがなくなり交通事故ゼロへ

1. 【解決したい課題】

交通事故のない社会を実現する

 

2. 【そう思ったきっかけは?】

子どもを車に乗せるとき、チャイルドシートに座らせる。

これがどんなに大変なことかは、暴れて泣く子どもを押さえつけ無理やりベルトを付けたことがない人には想像しにくいかもしれない。

 

親の私だって、子どもにこんな思いをさせてまで縛り付けたくはない。

なだめすかして乗ることもあるが、急いでいるときにグズられると最悪だ。

 

さらに、今は新生児もチャイルドシートが法的に義務付けられた。

まだ首がすわるどころかフニャフニャの体の赤ちゃんに、そっとベルトを通すだけでものすごい神経をつかった。

 

昔は、「泣いて可哀そうだから抱っこでいいじゃない」と言うこともあっただろうが、法律違反になるとそうも言っていられない。

事実、チャイルドシートのおかげで助かったケースもあるので、それ自体に反対なわけではない。

 

ただ、交通事故リスクを極限までなくせば、いつか子どもは車内で自由に移動して遊ぶようになるのかもしれない。

私自身も、山道好きの父が走らせる車内での身動きの取れない時間が、正直を言うと苦痛だった。

 

血流が悪くなってぼーっとし、車酔いで気分が悪いのに体を動かして気を紛らわすこともできない。

走行中の車内を気ままに移動して遊べたら、どんなに楽しかっただろうか。

 

3. 【何がそうさせているのか?】

車の安全性は、これまでの事故の経験から積み重ねられてきたものだ。

死亡事故はもちろんのことケガはなくても事故を目の前で見てトラウマになったりと、数えきれない人々の悲惨な経験が、シートベルト義務化やチャイルドシート義務化につながっていることは理解できる。

 

ただこれだけ安全性を高めてきても、悲惨な事故はなくならない。

近年はあおり運転による事故や、発作や認知症などが原因とみられる事故が多数報道された。

 

自分が頑丈なフレームに守られていることが油断に繋がるのかもしれないし、そもそも車体の安全性を高めただけでは解決できない問題もある。

もし車にぶつかったとしても、最大で骨折などのケガで済むような交通社会にならないだろうか。

 

交通はライフスタイルを変えないかぎりは変わらない。

ただ、今はライフスタイルの方から変化が始まっている。

この機会を傍観することなく、我々の生活の問題として意識し考える必要があるだろう。

 

4.【既存サービス、取り組みについて】

前予想の「【2035年】シェルター機能のついた電気自動車が普及する」でも触れたが、柔らかい車というコンセプトカーがある。

走行を想定していないものの、「ジェルボディ」と名付けられたシリコン製の車体をもつコンセプトカーは、指でへこむほど柔らかい。

(参考:https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20071025/285565/

 

実用化すれば、これまでの車の概念が大きく変わるデザインだ。

一方で、自動運転技術の開発が各社で進められている。

それに加え、国土交通省での法改正の必要も論じられるようになってきた。

 

試験的にスマートシティで走らせようという試みがあるが、私道も道路交通法が適用となるため、今後の調整が必要だ。

(参考:https://www.asahi.com/articles/ASN4652CYN3CUTPB01H.html

 

猛き者もついには滅びるのか。

車は鉄製が圧倒的に頑丈で安全だという時代から、徐々に樹脂やカーボン素材が取り入れられた。

その次は、新素材と新運転・交通制御システムが新たな安全性を生んでくれるのではないかと期待している。

 

5. 【だからこうした方がいいんじゃないか?】

柔らかい車を実用化、普及させる。

そのために必要なことが山ほどあり、これは社会が大きく変化した先にある未来だ。

 

まず物流を改善し、交通量を調整する。

次に人々のライフスタイルを変え、個々が車を所有しなくても通勤できる、あるいは通勤しないことで、一般ドライバーの運転ミスによる事故機会を減らす。

そして法改正して新交通システムを敷き自動走行することで、人間の不確かな運転による事故を減らす。

 

さらに、ベーシックインカムやデジタル化で、物理的な競争社会や働く上での時間の制限をなくし、急いで移動する必要のない生活を手に入れる。

そのうえでやっと、新しいコンセプトの柔らかい車が走る道ができるのだ。

 

それでもガソリン車が好きだという愛好家はいなくならないだろう。

それでいいのだ。

 

ただし新交通の道が優先となり、脇道に設置され大気汚染防止の高い塀に囲まれた景色の見えない有料道路を通ることになるかもしれない。

そんな世知辛い話はさておき、柔らかい車が走る未来を想像してみよう。

 

時間通りに自宅前で待つ車。子どもは嫌がることなく喜んで飛び乗る。

車内はクッションの壁で電車のような窮屈さもなく、景色を楽しんだり好きなおもちゃで遊んですごす。

 

新交通システムによって低速でも時間通りに目的地へ到着できるから、車体がぶつかっても大きな衝撃はない。

万が一激しく衝突しても、車体のクッション性とダンパー構造で子どもたちは守られるのだ。

 

6. 【なぜそう考えるのか?】

人は、長いあいだ物質主義の社会に生きてきた。

柔らかい車だって物質じゃないかというかもしれないが、この車を成り立たせるにはこれまで社会に当たり前にあったたくさんの物質を無くす必要がある。

 

「断捨離」という言葉が流行り、いまだミニマリズムの流れは衰えない。

これは日本に限った話ではなく、禅の教え、マインドフルネスなど海外でも大きな関心を集めている。

(参考:https://100simplelife.jp/

 

そうなれば、これまで通りの鉄の車を貿易しても、以前より流行らないだろう。

すでに「テスラ」のような攻めのEVが発売されているなかで、そこに追随するだけではゆくゆく黒字もあやういのかもしれない。

ただ、このまま平穏な時代に突入すれば、その危機がきたとしても数十年先だろう。

 

しかし、今後も自然災害や予期せぬパニックが訪れないとは限らない。

そこで再三、物質社会がリセットされるのは恐ろしくもあるが、そうでもしないと人間の習慣というのは変わらないのかもしれない。

 

7. 【20XX年、未来はこうなる! 】

2060年、チャイルドシートがなくなり交通事故ゼロへ

 

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